2010年9月30日木曜日

言語コミュニケーション力論と英語授業(2010年度版)

学部三年生用の授業「「言語コミュニケーション力論と英語授業」のためのファイル・リンク集を公開します。授業ではこれらの理論編を終えた後、各種DVDなどで授業の観察をします。

ダウンロードする資料は、引用が多いため、公開すると著作権法に触れますから、授業を受けた人にだけパスワードを教えます。パスワードは授業の受講者以外には教えないでください。(えっ、パスワードを忘れた?あなたは先週どこにいましたか?--大文字小文字に注意して!)


授業のイントロダクション

言語コミュニケーション力論の構想

2009年度の学生さんのレポートから(言語コミュニケーション力論とCritical Applied Linguisticsについて)


第一回:チョムスキーとウィトゲンシュタイン

PDFファイルのダウンロードはここ(パスワード必要)
参考文献
Chomsky, N. 1965. Aspects of the theory of syntax. Cambridge, Massachusetts: The MIT Press (第一章のセクション1,2,8のみ)
Wittgenstein, L. 2002. Philosophical investigations. Oxford: Blackwell
「文法をカラダで覚える」とは何か
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2009/09/blog-post_4664.html
鬼界彰夫(2003)『ウィトゲンシュタインはこう考えた-哲学的思考の全軌跡1912~1951』講談社現代新書
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/10/2003-1912-1951.html
「四技能」について、下手にでなく、ウィトゲンシュタイン的に丁寧に考えてみると・・・
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/11/blog-post.html


第二回:ハイムズ、カナルとスウェイン
参考文献
Hymes, D. 1972. On Communicative Competence. In J. Pride and J. Holmes (eds.), Sociolinguistics: Selected readings (pp. 269-93). Harmondsworth: Penguin.
Canale, M. and Swain. M. 1980. "Theoretical bases of communicative approaches to second language teaching and testing." Applied Linguistics, 1 (1): 1-47.(セクション1と3のみ)
Canale, M. 1983. From communicative competence to communicative language pedagogy. In J. C. Richards and R. W. Schmidt (eds.), Language and Communication (pp. 2-27).  London: Longman.


第三回:ウィドウソンとバックマン
バックマンとパーマーの2010年に関する記事は
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/11/bachman-and-palmer-2010-describing.html
参考文献
Widdowson, H. G. 1983. Learning purpose and language use. Oxford: Oxford University Press.(第1章のみ)
Bachman, L. F. 1990. Fundamental considerations in language testing. Oxford: Oxford University Press.(第4章のみ)
Bachman, L. F. and Palmer, A. S. 1996. Language testing in practice. Oxford: Oxford University Press.(第4章のみ)
Bachman, L.f. and Palmer, A.S. 2010. Language Assessment in Practice. Oxford: Oxford University Press. (第3章のみ)


第四回:デイヴィドソン

http://ha2.seikyou.ne.jp/home/yanase/essay01.htmlの「コミュニケーションという革新」と「コミュニケーションの極から考える」という記事を読んで下さい。

続いて次の二つの論文(草稿)を読んで下さい。

ブログ記事「二項対立の間でデイヴィドソンを考える」も読んでください。

そしてこのファイル(学位論文の一部)(パスワード必要)を読んで下さい。

参考文献(Donald Davidsonが書いた論文)
1973, ‘Radical Interpretation’, Dialectica, 27, reprinted in Davidson, 2001b.
1986, ‘A Nice Derangement of Epitaphs’, in LePore (ed.), 1986, reprinted in Davidson, 2005a.
2001b, Inquiries into Truth and Interpretation, Oxford: Clarendon Press, 2nd edn.
2005a, Truth, Language and History: Philosophical Essays, with Introduction by Marcia Cavell, Oxford: Clarendon Press.


第五回:内田樹、片山洋次郎

以下を読んでください。
内田樹関係資料のダウンロードはここ(パスワード必要)
片山洋次郎関係資料のダウンロードはここ(パスワード必要)
言語使用の倫理?
正義が「呪い」に転ずるとき ―あるいはネット上での発言についての注意―
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/09/blog-post_30.html
内田樹『街場のメディア論』光文社
近藤真(2010)『中学生のことばの授業』太郎次郎社
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/09/2010_20.html

参考文献
内田樹・名越康文 (2005) 『14歳の子を持つ親たちへ』新潮新書
内田樹(2004)『死と身体 コミュニケーションの磁場』医学書院
内田樹(2004)『他者と死者 ラカンによるレヴィナス』海鳥社
内田樹・三砂ちづる(2006)『身体知』バジリコ
内田樹『先生はえらい』(2005)ちくまプリマー新書
片山洋次郎 (1989/2006) 『整体から見る気と身体』ちくま文庫
片山洋次郎 (1994/2007) 『整体。共鳴から始まる』ちくま文庫
片山洋次郎 (2001) 『整体 楽になる技術』ちくま新書
片山洋次郎 (2007) 『身体にきく』文藝春秋



第六回:異文化間コミュニケーションとしての翻訳

○必ず予習で読んでおくべき記事
伊藤和夫『予備校の英語』研究社
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/08/1997.html
文法・機能構造に関する日英語比較のための基礎的ノート ―「は」の文法的・機能的転移を中心に
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/06/blog-post_29.html
純粋な「英語教育」って何のこと? 複合的な言語能力観
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/08/blog-post_7354.html
翻訳教育の部分的導入について
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/08/blog-post_26.html
水村美苗『日本語が亡びるとき ―英語の世紀の中で』筑摩書房
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/08/2008_16.html
藤本一勇『外国語学』岩波書店
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/08/2009_18.html
イ・ヨンスク『「国語」という思想』岩波書店
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/08/1996.html
イ・ヨンスク『「ことば」という幻影』明石書店
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/09/2009.html
橋本治『言文一致体の誕生』朝日新聞出版
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/09/2010.html
安田敏郎『「国語」の近代史』中公新書
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/09/2006.html

○できれば読んでほしい記事
After Babel
ジェレミー・マンディ『翻訳学入門』
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/08/2009.html
山岡洋一先生の翻訳論
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/06/blog-post_9410.html
山口仲美『日本語の歴史』岩波新書
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/08/2006.html
福島直恭『書記言語としての「日本語」の誕生』笠間書院
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/08/2008.html
Googleが変える検索文化と翻訳文化
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/05/google.html

○参考スライド
ポスト近代日本の英語教育―両方向の「翻訳」と英語の「知識言語」化について
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/08/blog-post_20.html



第七回:アレント

パワーポイントスライドのダウンロードはここ(このファイルはパスワード不要です)
それから
http://ha2.seikyou.ne.jp/home/yanase/zenkoku2004.html#050418
および
このブログ記事「人間らしい生活--英語学習の使用と喜び」
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2008/10/blog-post_31.html
も読んで下さい。
アレント哲学の枠組みの中での「芸術」の位置づけに関しては、このエクセルファイルの概念図をご覧下さい(パスワード不要)。

関連して、バトラーに関する次の二つの記事も読んで下さい。
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2008/11/2008.html
ついでに「当事者が語るということ」もどうぞ
さらに「現代社会における英語教育の人間形成について―社会哲学的考察」を読んでください。
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2009/05/pdf.html



第八回: 言語コミュニケーション力の三次元的理解

まずこのファイルをダウンロードしてください(パスワードが必要です)
次にhttp://ha2.seikyou.ne.jp/home/yanase/ThreeDimentional.htmlの論文を読んで下さい。
中学三年生への講演で使ったパワーポイントスライドのダウンロードはこちらから(パスワードは不要です)
「補遺」もダウンロードしてください(パスワードは不要です)
言語コミュニケーション力論の構想」も参照してください。



第九回:ルーマン

■印のパワーポイントスライドを「とりあえず眺めて」、★印のホームページ記事を「完全にわからなくてもいいから、とりあえず読んで」みてください。授業でできるだけ解説しますから、わからなくても心配しないでください(ただ必ず一度は目を通してください)。

▲印の記事は読んでわかりますし、卒論を書くときなど必要になりますから、とりあえず読んでください。

その他の記事は参考程度に読んでください。



★日本語解説としてhttp://ha2.seikyou.ne.jp/home/yanase/Luhmann.htmlを読んで下さい。

▲この「社会的展開」の観点から私がやっている一つの試みとしての「理系に学ぼう」の連載は
でやっています。

・その他の参考記事
ルーマンの「システム」に関する分類図はここからダウンロード(パスワードは不要です)。
なぜ書くことが人の知性を発展させるのか
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/09/blog-post_14.html
ルーマンのメディア論から考える日本の英語教育
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/05/blog-post_184.html
ルーマン『社会の社会 1』法政大学出版局
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/06/n-2009-1.html
ルーマン『社会の社会 2』法政大学出版局
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/06/n-2009-2.html
ルーマン『社会理論入門 ニクラス・ルーマン講義録2』新泉社
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/09/20092.html
メディア論と社会分化論から考える言語コミュニケーションの多元性と複合性



第十回:言語獲得訓練における「意識」


インタビュー研究における技能と言語の関係について
意識の再編成と原理の体得
「意識の神経科学と言語のメディア論に基づく教師ナラティブに関する原理的考察」(HTML版)
参考:尹雄大(ユン・ウンデ)著『FLOW──韓氏意拳の哲学』冬弓舎



■追記: S(秀)判定について

0 件のコメント: