山岡洋一先生の翻訳論は、書籍としてまとまった形では、『翻訳とは何か―職業としての翻訳』で読むことができますが、Webサイトの「翻訳通信」でもかなりを読むことができます。
山岡洋一先生の「翻訳」と「英文和訳」の区別はきわめて明晰で有効なものですが、残念ながら日本の英語教育界ではこの区別は浸透していないように思います。
さらに残念なことに、というより比べ物にならないぐらいに残念なことが、「翻訳通信 2010年2月号 第2期第93号」に書かれています。これが事実とするならば ―そして私は山岡洋一先生が事実を述べていることを疑う根拠を一切もちません― 広義の英語教育界は本当に恥ずかしいこと、社会的にやってはいけないことをやったことになります。
上記の件をもって「一事が万事」とまでは言いたくありませんが、英語教育界はもっと謙虚にきちんとした「研究」をしなければと改めて反省させられます。
ともあれ、山岡洋一先生の翻訳論にはご注目ください。特に最近の
(メールマガジンで配信済み。まもなくウェブにも掲載されるはず)
には翻訳論がまとまった形で書かれています。
その他にも私は
などを面白く読みました。
といいますより、英語教育における日本語使用についてきちんと考えたいならこの「翻訳通信」はすべて読むべきでしょう。
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【広告】 教育実践の改善には『リフレクティブな英語教育をめざして』を、言語コミュニケーションの理論的理解には『危機に立つ日本の英語教育』をぜひお読み下さい。ブログ記事とちがって、がんばって推敲してわかりやすく書きました(笑)。
【個人的主張】私は便利な次のサービスがもっと普及することを願っています。Questia, OpenOffice.org, Evernote, Chrome, Gmail, DropBox, NoEditor
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