2010年3月24日水曜日

思考ツールとしてのプレゼンテーションソフト





■ パワーポイントは思考の過程でも使える。

時々自分の馬鹿さ加減が嫌になるけど、パワーポイントって思考ツールとして使えるのね。今日までそのことに気づかなかった。

今までパワーポイントをプレゼンテーションソフトとしか考えていなかった。思考の「結果」をきれいに示すツールとしてしか考えていなかった。

だから、いろんな情報をまとめて考える「過程」の作業に便利に使える思考ツールとして捉えていなかった。(馬鹿だね、オイラって)。



■ 「図形」ではなく「テキストボックス」を使う

さっきまで、ジュリアン・ジェインズの本についてのノートを作っていたのだけれど、書き留めた情報がたくさんあって、どうアイデアを整理すればいいかちょっと戸惑った。


手早く白紙にペンでマインドマップみたいにアイデアの関係を図式化しようかと思ったけど、ふと思いついたら、パワーポイントを使えば早いよね(それにデジタルファイルだから転用が自由だし)。

今までパワーポイントで作図するのは面倒と思い込んでいたけど、「図形」を挿入するのではなく「テキストボックス」を挿入すれば文字を書きこむのは(当然だけど)簡単だった。(「図形」に文字を入れると、どうも作業が滞るのよね)。



■ 複数のテキストボックスを(色をつけて)並び替えて思考を整理

というわけで、パワーポイントの白紙画面に、どんどんテキストボックスに文字を入れて、複数のテキストボックスを作り、それらを並び替える。

テキストボックスが多くなると、それぞれのテキストボックスを目立たせて作業しやすくするために、テキストボックスを適当な色で塗りつぶす。もちろんアイデアの種類ごとに色分けするのも簡単。



■ 必要に応じて図形も追加

図ももちろん自由に挿入可能。なんだ、パワーポイントの方が、OneNoteよりも使い勝手のいい思考ツールでした(ここで自分の馬鹿さ加減に落胆)。



■ 複数のテキストボクス・図形を「グループ化」する

もちろん、ある程度のコツ(というほどでもないけど)は必要で、その一つは複数のテキストボクス・図形を一つの複合体として扱うこと。

これをやらないと、いちいちテキストボックスや図形を並べ直さなければならない。逆に複数のテキストボックス・図形を「グループ化」しておくと、一つのカーソル操作で複数のテキストボックス・図形からなる複合体が相互位置関係がそのままに一括して動くから作業しやすい。


操作はアホみたいに簡単で、

(1) Ctrlを押したままテキストボックス・図形を複数選択(カーソルに+印が出てきた時にクリック
(パワーポイントに限らず、CtrlあるいはShiftを押したままクリック選択をすると、連続選択や一括選択ができるので便利よね)。

(2) 「配置」⇒「オブジェクトのグループ化」で複数のテキストボックス・図形を、その位置関係で結合 (※下の「追記」のリンクと比較してください)
(あと、ちょっとテキストボックス・図形の位置を揃えたいときは、(2b) 「配置」⇒「オブジェクトの配置」が便利よね)。(※下の「追記」のリンクと比較してください)


すればいいだけ。



■ 論文構想の段階でパワーポイントを使おう

なんだ、パワーポイントでスイスイ考えをまとめられるじゃない。手書きで紙に図を書き込むことに遜色がないぐらい操作は簡単だし、できあがったらそれをそのままどんどんデジタル複製も加工もできるから、便利なことこの上ない。OneNoteより便利。図形でなくテキストボックスを使うことを原則にすればよかったのね。

というわけで、たくさんの情報に困惑して論文構想がまとまらないゼミ生の皆さん、パワーポイントを使って自分の考えをまとめてね。


あ、ちなみに上の作業でまとめたノートはこれです。





追記



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