6月5日(土)と6日(日)に佐賀大学を会場として開催される、2010年度日本語教育学会研究集会で関西外国語大学の中嶋洋一先生が連続講演をしますので、このブログでもご紹介します。
「子どもたちの『知りたい!』『伝えたい!』を引き出す授業
-どの生徒も英語が好きになる中嶋マジックの秘密-」
テーマ:ことばは「場面」の中で意味を持つ
-教師ができること、しなければならないこと、してはいけないこと-
講師:中嶋 洋一氏(関西外国語大学 国際言語学部 教授)2010年度日本語教育学会研究集会案内ブログへ
この企画は、友人の横溝紳一郎さん(佐賀大学)が熱心に進めたものです。
横溝さんは日本語教育界の研究者ですが、「田尻科研」の主要メンバーとして英語教育の研究も積極的に行い、その結果の一部はこの4月か5月に教育出版から書籍として出版されます。
横溝さんはさらに最近、地元の小学校での英語教育にも積極的に関与し、この研究集会でも
小学校の英語活動で、日本語教師は何ができるのか
-コーディネーター兼ALTとしての3年間の実践を通して見えてきたもの-
の発表をします。
■ 日本語教育界と英語教育界がもっと研究交流をするべき理由
日本語教育界と英語教育界はもっともっと研究交流を進めるべきと考えます。
理由1:互いに「第二言語教育」として、かなり同じ文献を読み、同じような問題意識をもっている。
理由2:互いに日本を主なフィールドとするから、異文化コミュニケーションなどで、同じフィールドで異なる角度からの研究ができる。
理由3:英語教育界にとっては、「日本語」という当然視している言語を新たな視点から見つめ直すことができる。
理由4:日本語教育界にとっては、英語という「外国語」を学び・教えることの苦労などを改めて学ぶことができる。
実際、私が先日参加したRod Ellis先生の講演会は、日本語教育の研究者が開催したものです。講演会から懇親会まで、私は多くの日本語教育の研究者・大学院生と有意義な交流をすることができました。
この佐賀大学での講演を機会に、日本語教育界と英語教育界の有意義な研究交流が一層促進すればと思います。
【広告】 というわけで、日本語教育界の方々も『リフレクティブな英語教育をめざして』と『危機に立つ日本の英語教育』を買ってね(笑)。
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