2013年10月8日火曜日

コミュニケーション能力と英語教育(2013年度)



この記事について:学部三年生用の授業「コミュニケーション能力と英語教育」 (木曜1/2限 K208教室) のためのファイル・リンク集です。


なお私は「言語コミュニケーション力」 (ability for linguistic communication) という言い方が理論的には適切ではないかと(少なくとも現在のところ)考えていますが、この用語は人口に膾炙していないので、新しい授業名でも、一般的に通用している「コミュニケーション能力」 (communicative competence) という用語を使いました (また商業的出版物においてもしばしば私はわかりやすさを優先させるため、この「コミュニケーション能力」という用語を使っています)。しかし私があくまでも興味をもっているのが言語 (特に第二言語) を主な媒体としたコミュニケーションです。「コミュニケーション」の媒体は言語に限らず、モノや商品やお金、あるいは突き蹴りや投げ(笑)もありますのでご注意を。







・凡例:記事・論文・書籍の名前の前に付けられた■、▲、★の記号はそれぞれ次のような意味を持っています。

■ 授業の前にきちんと読んで、そのまとめや感想などをWebCTシステムに書いておくべきもの(四角ですから「きちんと読め」と覚えて下さい)。

▲ 授業の前に参考程度に読んでおくべきもの(三角ですから、四角ほど「四角四面に読む必要はない」と覚えて下さい)。

★ S(秀)判定のための課題例(星印ですから「輝くSを取るためのもの」)と覚えて下さい。







第1回:イントロダクション

まず、和田玲先生という中堅実力教師のワークショップを観察した記事を読んで下さい。特に、「なぜ『つながる』ことはよいのか?」の項目は丁寧に読んで下さい。

■和田玲先生(順天中学・高等学校)から学んだこと
http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2011/02/blog-post.html

次に上記の記事との関連記事を読んで下さい。ただし(注)以下は武術ヲタ用ですので、読まなくて結構です。

■授業の「正中線」?
http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2011/09/blog-post_23.html

また、極端な事例のように思えるかもしれませんが、教室でのコミュニケーションを考えるために、次の記事を読んで下さい。

■岩本茂樹『教育をぶっとばせ --反学校文化の輩たち--』文春新書
http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2009/05/blog-post_27.html

次に、皆さんの先輩が、学校現場でどう豊かなコミュニケーションを取りながら活躍しているかについて読んでみましょう。

■教師と生徒の相互理解と相互認証 ― 広島大学英語文化教育学会での齋藤智子先生の発表
http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2012/08/blog-post.html



この授業では、言語コミュニケーション、そしてそれを可能にしているとして私たちが想定しているコミュニケーション能力について様々な観点から検討します。一見難しく思える話題もあるかもしれませんが、できるだけわかりやすく解説します。一緒に考え、語り、書いて、観察力・分析力・思考力を上げて、それによって実践力を高めて、お互いによい社会を作れるように努力しましょう!



さて、コミュニケーション能力ですが、少なくともみなさんは、それを英語授業において育成する教育方法について他の授業で習ってきたはずです。多くの教育方法では、ねらいをできるだけ明確に定め、そのねらいを達成するために必要なのは何かを分析し、その分析に基づき教示 (instruction) や訓練 (training) や練習 (exercise) や活動 (activity) をします。教育方法の中には、その効果が「実験で証明された」と喧伝されているものもあります。この授業でも、いろいろな分析の仕方を導入します。分析は私たちの近代生活にとって必要不可欠な知的活動です。

しかし、最初にお断りしておきたいのは、分析に基づく方法にも限界があるということです。「分析」に対しては「統合」、「部分」に対しては「全体」が対概念となりますが、対概念抜きに分析と部分ばかりで考え行動してゆくと失敗します(逆に統合と全体にしか大切にせず、分析と部分を毛嫌いしてもうまくゆきません ―天才と呼ばれる人たちは分析と部分について考えずとも物事をすいすいやってのけることができますが、ここでは私たちはみんな凡人であるとして話を進めます)。

次の記事を読んで、皆さんがこれまで学んだ、分析に基づく部分の教示・訓練・練習・活動などをうまく相対化してください。

■ 教育研究の工学的アプローチと生態学的アプローチ
http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2013/08/blog-post_7.html

■ 全体論的認識・統合的経験と分析的思考・部分的訓練について
http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2013/10/blog-post.html

▲ 科学者の見識と科学の限界の可能性について ―E. O. ウィルソンの『人間の本性について』から考える―
http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2013/10/e-o.html

▲ 「実験研究は成功を連呼するのに、英語教育が一向に改善しないように見えるのはなぜなのか」という素朴な問いに対する答えの試み
http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2012/03/blog-post_22.html

▲ 農業はわずか2世代で工業化し投資の対象となった。では教育は?
http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2013/08/2.html

▲ 自然栽培的な教育? ― 杉山修一 (2013) 『すごい畑のすごい土 ― 無農薬・無肥料・自然栽培の生態学』幻冬舎新書を読んで
http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2013/08/2013.html







***








今年度(2013年度)は、昨年度の内容を一部修正し新しい記事を加え、評価方法を変えました。評価方法に関しては、以下をお読み下さい。



2013年度後期から私の授業ではポートフォリオ評価を導入します。
http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2013/09/2013.html




講義の流れは、(a)言語学・応用言語学の個人心理学的なコミュニケーション能力論の総括、(b)相互作用的・共同体的なコミュニケーション能力論の成立、(c)身体や意識といった観点からのコミュニケーション能力論の導入、(d)相互作用・共同体を超える「社会」の観点からのコミュニケーション能力論の展開、というものです。





イントロダクション (および、部分への分析と全体の統合について)

(a)言語学・応用言語学の個人心理学的なコミュニケーション能力論

カントとチョムスキー

応用言語学のコミュニケーション能力論

コミュニケーション能力の三次元的理解

(b)相互作用的・共同体的なコミュニケーション能力論

ヤーコブソンのコミュニケーション論

デイヴィドソンのコミュニケーション論

ウィトゲンシュタインのコミュニケーション論

(c)身体や意識といった観点からのコミュニケーション能力論

レイコフとジョンソンの身体論

日本の身体論(竹内敏晴、野口三千三を中心に)

ダマシオの身体論

言語使用と意識

(d)相互作用・共同体を超える「社会」の観点からのコミュニケーション能力論

間文化的コミュニケーションとしての翻訳

アレントのコミュニケーション論

「交換」から考える英語教育

ポートフォリオ評価(全員のポートフォリオを読み、相互評価を加えます)




ちなみに以下は2008年時点での私の総括です。読んでみてください。

▲ 言語コミュニケーション力論の構想
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2008/10/blog-post_01.html

大学院で私が担当する講義では、このコミュニケーション能力論をさらに発展させながら英語教育について根源的に考えてゆきます。2013年度は次の本を読んで、お互いに考え話し合っています。

★ Index to pages about Critical Applied Linguistics
http://yosukeyanase.blogspot.jp/2010/10/index-to-calx-pages.html
★ Index to pages about Alternative Approaches to Second Language Acquisition
http://yosukeyanase.blogspot.jp/2012/09/index-to-pages-about-alternative.html
★ John Dewey (1916) Democracy and Education (デューイ『民主主義と教育』の目次ページ)
http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2013/09/john-dewey-1916-democracy-and-education.html





授業では特に取り上げませんが、コミュニケーション(および言語)に関する副読本としては以下をお薦めします。

★ 末田清子・福田浩子(2003)『コミュニケーション学』
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2009/02/2003.html

★ 小山亘(2012)『コミュニケーション論のまなざし』三元社
http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2012/05/2012.html

▲ 『第二言語コミュニケーション力に関する理論的考察』
http://ha2.seikyou.ne.jp/home/yanase/review2006.html#060307

★ 野矢茂樹・西村義樹 (2013) 『言語学の教室 ― 哲学者と学ぶ認知言語学』 (中公新書) 






・ダウンロード資料について:ダウンロードする資料で、引用が多いものは、公開すると著作権法にふれますから、授業を受けた人にだけパスワードを教えます。パスワードは授業の受講者以外には教えないでください。なお、著作権法にふれるおそれのないダウンロード資料にはパスワードはかけていません。



・授業の予習と復習:(a)予習として、この記事に指示された文献を読み(■は必須。▲は速読。★は意欲があれば読む)、そこで考えたことや感じたことをWebCTシステムに書きこむ。(b)授業中は講義を聞いてできるだけ討論をする。(c)復習として、授業後に考えたことやWebCTシステムに書きこむ ― これらの日々の読み書きがポートフォリオの素材となります。

WebCTシステムにはこちらが書き込む欄を作りますので、間違えないように書きこんで下さい。なお、(b)の講義を助けるためにできるだけ授業前日までに講義補助スライドをWebCTに掲示するようにします。参考にしてください。

なおWebCTシステムに投稿をする際は、いきなりWebCTシステム上に書き込むのではなく、いったんエディターやワープロで文章を完成させてからそれをコピーしてWebCTシステムに貼り付けてください。前者の方法ですと、誤って未完成原稿を投稿しあとで削除できなくなったりすることがありますし、後者の方法ですと、自分で文章をじっくり読んで推敲できます。後者の方法でお願いします。

また、優れたコメントや作品については、みなさんの名前を匿名化した上で、私のブログやツイッターで紹介させていただくことがあります。そういった公開に適さない内容を書いた場合は、その旨を書いておいて下さい(なお、WebCTシステムを部外者が見ることはできませんが、この授業の受講者は全員見ることができます)。

※たくさん読んで、考えて、書くことは大変ですが、それこそが勉強です。大学時代にしっかり勉強して下さい!皆さんの先輩方も以下のリンク先ページを見ていただけたら明白なように、読み・書き・考えることを続けることで、優れた観察力・分析力・思考力そして文章力をつけました。今年もお互いいい学びの共同体を作りましょう!



▲ 2011年度の学生さんのレポートから
「言語コミュニケーション力論と英語授業(2011年度版)」の感想
http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2012/03/2011.html
「言語コミュニケーション力論と英語授業(2011年度版)」での学生さんの様々な気づき
http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2012/03/2011_19.html
学生さんによる物語論・身体論・授業論
http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2012/03/blog-post_19.html
学生さんによる、スポーツから考える英語教育論
http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2012/03/blog-post_6281.html
学生さんによる、音楽から考えるコミュニケーション論
http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2012/03/blog-post_8814.html
学生さんの哲学的な文章(「「言語コミュニケーション力論と英語授業(2011年度版)」を受けて)
http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2012/03/2011_9057.html

▲ 2010年度の学生さんのレポートから
英語授業を具体的に分析し、自省する
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2011/03/blog-post_19.html
英語教師であるということはどういうことか
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2011/03/blog-post_4340.html

▲ 2009年度の学生さんのレポートから
言語コミュニケーション力論とCritical Applied Linguisticsについて
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/02/critical-applied-linguistics.html








第2回:カントとチョムスキー

■「カントとチョムスキー」(授業用スライド)
https://app.box.com/s/qnxudpxqd6n06mif4kj4
■「コミュニケーション能力」は永遠に到達も実証もできない理念として私たちを導く
http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2012/10/blog-post_5.html
■チョムスキーに関するファイル(パスワード必要)
https://app.box.com/s/jbzfsxndbnukblpwrmqz
■「文法をカラダで覚える」とは何か
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2009/09/blog-post_4664.html

参考文献
★Chomsky, N. 1965. Aspects of the theory of syntax. Cambridge, Massachusetts: The MIT Press (第一章のセクション1,2,8のみ)
★Marc D. Hauser, Noam Chomsky and W. Tecumseh Fitch
The Faculty of Language: What Is It, Who Has It, and How Did It Evolve? http://www.sciencemag.org/content/298/5598/1569.short
★レイ・ジャッケンドフ(2004)『心のパターン』岩波書店
★レイ・ジャッケンドフ(2006)『言語の基盤―脳・意味・文法・進化』岩波書店
★1 Introduction and Key terms - Summary of Kant’s Critique of Pure Reason (Kritik der reinen Vernunft)
http://yosukeyanase.blogspot.jp/2012/09/introduction-and-key-terms-summary-of.html
★2 Transcendental ideas - Summary of Kant’s Critique of Pure Reason (Kritik der reinen Vernunft)
http://yosukeyanase.blogspot.jp/2012/09/transcendental-ideas-summary-of-kants.html
★3 'I' as the transcendental subject of thoughts = X - Summary of Kant’s Critique of Pure Reason (Kritik der reinen Vernunft)
http://yosukeyanase.blogspot.jp/2012/09/i-as-transcendental-subject-of-thoughts.html
★4 Freedom - Summary of Kant’s Critique of Pure Reason (Kritik der reinen Vernunft)
http://yosukeyanase.blogspot.jp/2012/09/freedom-summary-of-kants-critique-of.html
★5 Principle of Pure Reason - Summary of Kant’s Critique of Pure Reason (Kritik der reinen Vernunft)
http://yosukeyanase.blogspot.jp/2012/09/principle-of-pure-reason-summary-of.html







第3回:応用言語学のコミュニケーション能力論

■ Hymes, Canale & Swain, Widdowson and Bachman & Palmer (授業用スライド:パスワード必要)
https://app.box.com/s/vc1iqyoufo4ifpehf7v5
■ Hymes, Canale, Swainの論に関するファイル(パスワード必要)
https://app.box.com/shared/7en2j1cs8l
■ 教育と生産を混同するな--ウィドウソン、ハーバマス、アレントの考察から--
http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2008/10/blog-post_4057.html
■ WiddowsonとBachmanに関するPDFファイルのダウンロードはここ(パスワード必要)
https://app.box.com/shared/2hhexdlyt0
▲ バックマンのCommunicative Language Abilityの図のダウンロードはここ(パスワード必要)
https://app.box.com/shared/f08jx75sc2
▲ バックマンのLanguage Competenceの図のダウンロードはここ(パスワード必要)
https://app.box.com/shared/ccjro3phbc
■ バックマンとパーマーの2010年に関する記事は
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/11/bachman-and-palmer-2010-describing.html
この短いNTYのエッセイは非常に啓発的です。
■ Measurement and Its Discontents
http://www.nytimes.com/2011/10/23/opinion/sunday/measurement-and-its-discontents.html

参考文献
★Hymes, D. 1972. On Communicative Competence. In J. Pride and J. Holmes (eds.), Sociolinguistics: Selected readings (pp. 269-93). Harmondsworth: Penguin.
★Canale, M. and Swain. M. 1980. "Theoretical bases of communicative approaches to second language teaching and testing." Applied Linguistics, 1 (1): 1-47.(セクション1と3のみ)
★Canale, M. 1983. From communicative competence to communicative language pedagogy. In J. C. Richards and R. W. Schmidt (eds.), Language and Communication (pp. 2-27).  London: Longman.
★Widdowson, H. G. 1983. Learning purpose and language use. Oxford: Oxford University Press.(第1章のみ)
★Bachman, L. F. 1990. Fundamental considerations in language testing. Oxford: Oxford University Press.(第4章のみ)
★Bachman, L. F. and Palmer, A. S. 1996. Language testing in practice. Oxford: Oxford University Press.(第4章のみ)
★Bachman, L.f. and Palmer, A.S. 2010. Language Assessment in Practice. Oxford: Oxford University Press. (第3章のみ)







第4回:コミュニケーション能力の三次元的理解

■ 授業スライド:コミュニケーション能力の三次元的理解










■ 中学三年生向けの言語コミュニケーション力論
http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2008/11/blog-post_18.html
■ 「学校英語教育の見通し」(パスワードが必要です)
https://app.box.com/shared/rz8lkgkj4i
■ 『日本言語テスト学会』論文
http://ha2.seikyou.ne.jp/home/yanase/ThreeDimentional.html






第5回:ヤーコブソンのコミュニケーション論

■ コミュニケーション・モデルの再検討から考える 英語教師の成長 (ブログ記事)
http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2012/06/blog-post_26.html

■ コミュニケーション・モデルの再検討から考える 英語教師の成長 (スライド)



■ Jakobson (1960) Linguistics and Poeticsを読む
http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2012/06/jakobson-1960-linguistics-and-poetics.html

■コミュニケーションとしての授業: 情報伝達モデル・6機能モデル・出来事モデルから考える
http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2012/05/6.html

■小山亘(2012)『コミュニケーション論のまなざし』三元社
http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2012/05/2012.html

■ コミュニケーションに関するヤーコブソン・モデルの展開 (論文)




▲ ヤーコブソン
http://en.wikipedia.org/wiki/Roman_Jakobson
http://ja.wikipedia.org/wiki/ロマーン・ヤーコブソン





第6回:デイヴィドソンのコミュニケーション論

■ 「コミュニケーションの極から考える」(2001/8/3)および「コミュニケーションという革新」(2001/5/20)
http://ha2.seikyou.ne.jp/home/yanase/essay01.htmlのページにあります。スクロールかCtrl+Fで探してください。

■ デイヴィドソンのコミュニケーション能力論からのグローバル・エラー再考
http://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/00027396

■ コミュニケーション能力論とデイヴィドソン哲学
http://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/00028105

■ 二項対立の間でデイヴィドソンを考える
http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2008/11/blog-post_13.html

■ 嘘をつくことができるのは、人間の言語だけである」という命題について
http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2013/12/blog-post_18.html 

■ 授業用スライド




★ Davidoson, D. 1973, ‘Radical Interpretation’, Dialectica, 27, reprinted in Davidson, 2001b.

★ Davidoson, D. 1986, ‘A Nice Derangement of Epitaphs’, in LePore (ed.), 1986, reprinted in Davidson, 2005a.

★ Davidoson, D. 2001, Inquiries into Truth and Interpretation, Oxford: Clarendon Press, 2nd edn.

★ Davidoson, D. 2005, Truth, Language and History: Philosophical Essays, with Introduction by Marcia Cavell, Oxford: Clarendon Press.

★ 『デイヴィドソン ~「言語」なんて存在するのだろうか』














第7回: ウィトゲンシュタイン



■ 「四技能」について、下手にでなく、ウィトゲンシュタイン的に丁寧に考えてみると・・・
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/11/blog-post.html

■ ウィトゲンシュタイン『哲学的探究』の1-88節-- 特に『論考』との関連から
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2012/01/1-88.html

■ 野矢茂樹 (2006) 『ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』を読む』 (ちくま学芸文庫)
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2012/01/2006.html

 ■ 鬼界彰夫(2003)『ウィトゲンシュタインはこう考えた-哲学的思考の全軌跡1912~1951』講談社現代新書
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/10/2003-1912-1951.html

■ ジョン・M・ヒートン著、土平紀子訳 (2004) 『ウィトゲンシュタインと精神分析』(岩波書店) (2005/8/3) 
http://ha2.seikyou.ne.jp/home/yanase/review2004-5.html#050803

■ ウィトゲンシュタインに関するファイルをダウンロード(パスワード必要)
https://app.box.com/s/uz2839935sszn8597nsx

■ 授業用スライド





▲ウィトゲンシュタイン著、鬼界彰夫訳(2005)『ウィトゲンシュタイン哲学宗教日記』講談社
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2009/09/2005.html


参考文献

★永井均(1995)『ウィトゲンシュタイン入門』ちくま新書





★鬼界彰夫(2003)『ウィトゲンシュタインはこう考えた-哲学的思考の全軌跡1912~1951 (講談社現代新書)』講談社現代新書





★飯田隆(2005)『ウィトゲンシュタイン』講談社






第8回:レイコフとジョンソン



■授業用スライド


■ 身体性に関しての客観主義と経験基盤主義の対比
http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2013/06/blog-post.html

■ ジョージ・レイコフ著、池上嘉彦、河上誓作、他訳(1993/1987)『認知意味論 言語から見た人間の心』紀伊国屋書店
http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2012/10/19931987.html

■ マーク・ジョンソン著、菅野盾樹、中村雅之訳(1991/1987)『心の中の身体』紀伊国屋書店
http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2012/11/19911987.html

■ ジョージ・レイコフ、マーク・ジョンソン著、計見一雄訳 (1999/2004) 『肉中の哲学』哲学書房
http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2012/12/19992004.html



参考文献

★ ジョージ・レイコフ、マーク・ジョンソン(1986)『レトリックと人生』大修館書店、もしくはこの原著Metaphors We Live by







★ ジョージ・レイコフ(1993)『認知意味論―言語から見た人間の心』紀伊国屋書店、もしくはこの原著Women, Fire, and Dangerous Things: What Categories Reveal About the Mind
 







★ マーク・ジョンソン著、菅野盾樹、中村雅之訳(1991/1987)『心のなかの身体 』紀伊国屋書店 もしくはこの原著The Body in the Mind: The Bodily Basis of Meaning, Imagination, and Reason



★ ジョージ・レイコフ、マーク・ジョンソン(2004)『肉中の哲学―肉体を具有したマインドが西洋の思考に挑戦する』哲学書房、もしくはこの原著Philosophy In The Flesh














第9回: アレント




■ アレント『人間の条件』による田尻悟郎・公立中学校スピーチ実践の分析
http://ha2.seikyou.ne.jp/home/yanase/zenkoku2004.html#050418
■ 「人間らしい生活--英語学習の使用と喜び」
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2008/10/blog-post_31.html

■ E・ヤング=ブルエール著、矢原久美子訳 (2008) 『なぜアーレントが重要なのか』みすず書房
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2009/09/e-2008.html
■ 仲正昌樹 (2009) 『今こそアーレントを読み直す』 (講談社現代新書)
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2009/09/2009.html

■ 人間の条件としての複数性
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2008/04/blog-post_8473.html
■ この世の中にとどまり、複数形で考える
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2008/03/blog-post_24.html
■ 「政治」とは何であり、何でないのか
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2008/04/blog-post_11.html
■ アレントによる根源的な「個人心理学」批判
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2008/03/blog-post.html
■ 世界を心に閉じこめる近代人
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2008/06/blog-post_1835.html
■ 欠陥商品としての「考える」こと
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2008/05/blog-post_16.html



映画『ハンナ・アーレント』予告編


▲西洋哲学の寵児の政治的判断
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2008/04/blog-post_10.html
▲人間、ハンナ・アレント
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/01/blog-post_12.html
および
▲アレント哲学の枠組みの中での「芸術」の位置づけ:このエクセルファイルの概念図(パスワード不要)。

関連して、バトラーに関する次の二つの記事も読んで下さい。
■ ジュディス・バトラー著、佐藤嘉幸・清水知子訳(2008)『自分自身を説明すること』月曜社
■ ジュディス・バトラー著、竹村和子訳(2004)『触発する言葉』岩波書店
■ 「現代社会における英語教育の人間形成について―社会哲学的考察」を読んでください。
ついでに
■ 「当事者が語るということ」もどうぞ


















0 件のコメント: