2010年8月9日月曜日

意識の神経科学と言語のメディア論に基づく教師ナラティブに関する原理的考察 (スライドと音声)



第36回全国英語教育学会大阪研究大会が開催されました。このように大きな学会では、本当に事務局とスタッフの方々に感謝したく思います。あれだけの大きな人数を迎え動かすには並大抵でない準備と、当日の機転のきいた働きが必要です。それを見事にやってくださった事務局とスタッフの方々に心から感謝します。ありがとうございました。お疲れかとも思います。どうぞしばらくはごゆっくりなさってください。

私は8/7に自由研究発表で、「意識の神経科学と言語のメディア論に基づく教師ナラティブに関する原理的考察」を口頭発表(20分)させていただきました。下に、そのスライドと音声のファイルを公開しますので、ご興味のある方はダウンロードしてください。





今回、発表をして、自分自身強く感じたのは、

・神経科学の知見はやはり強力であり、すでに神経科学を無視して哲学や心理学を行うことはできないこと

・ルーマンのシステム理論の枠組は、もともと生物学からの援用であるので、神経科学の知見とも親和性が高いこと

・今回の発表で芽生えた問題意識を、ナラティブの実践者にぶつけてみたら、予想通りというより予想以上に興味深い反応が返ってきたこと(これについてはまた改めて記事を書こうとおもっています)。

といったことでした。今度はこれをきちんと原稿にすることによってこの発表で提示した諸問題をより深く考えてゆきたいと思います。




それにしても、学会に行くということは、人と出会い、学問的な話を交わすことだと今回も強く思わされました。お会いしてお話できた皆さん、ありがとうございました。またその意味で、今回の学会ではポスター発表があったのはよかったと思います。これは事務局の判断に感謝します。

それでは取り急ぎスライドと音声の公開まで。









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