2007年8月3日金曜日

Exploratory Practiceの特質と「理解」概念に関する理論的考察 1/5

以下は、下記の学会での口頭発表資料です。考察の不十分なところなど多々あると思いますが、ここに掲載しておきます。

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2007年8月5日(日)

全国英語教育学会(大分研究大会)

自由研究発表第10室(23号)

Exploratory Practiceの特質と「理解」概念に関する理論的考察

----アクション・リサーチを超えて----

柳瀬陽介(広島大学)

http://yanaseyosuke.blogspot.com/

キーワード:Exploratory Practice (EP), Action Research (AR), Scientific Research (SR)

凡例:ハイデガー哲学の専門用語には《 》をつけた(例、《理解》)


素朴な問題意識

教師の成長につながる研究とは?


本発表の構造と概要

1 [導入] はじめに 

1.1 [背景] 英語教育研究の流れ 

1.2 [問題] 十分でない研究のあり方に関する理解

1.3 [目的] EPの理論的考察

 [理論的貢献] 英語教育研究を深めるために

 [実践的貢献] これからの教員研修のために

2 [主張] EPの実践性について

EPは、英語教育研究観、研究者と実践者の関係、学習観、学習者観、教師観をより実践的なものにする研究である。

2.1 [理由] SRとARとの対比

[根拠] 応用言語学の文献の検討

2.2 [理由]  EPの「理解」概念

[根拠]  ハイデガー存在論による解釈

3 [同意] 英語教育界におけるEP, AR, SRの役割区分

EPもARもSRも独自の貢献をする研究である

3.1 [応答]  しかし実践者が最優先するべきなのはEP

[理由] 教師の《理解》なくして、学習者を尊重する学習の支援はできない。

3.2 [根拠] 学習者の存在論

4 [結論] 英語教育研究のあり方と今後の課題

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