2008年12月に新聞各紙の第1面をかざった英語教育界の大ニュース「英語の授業は英語で」も、1年後の2009年12月には学習指導要領解説で、「必要に応じて日本語で授業することも考えられる」とトーンダウンするにいたった。
しかし生徒にできるだけの英語運用能力を身につけてもらいたいという文部化学省(文化省)の意志は固く、本日「学習指導要領解説の解題」を発表し、その中で「英語授業はECOで!」という方針を明確にした。
■ 「英語授業はECOで」
ECOとは"English with Communicative Optimization"の略で、授業で使う英語を、学校での実際のコミュニケーションに合わせて最適化することを指す。
文化省が示すこのECOによると、生徒が発する英語は、原則として"Yeah!", "Nah!", "Dunno"の三つだけでよい。教師の使う英語も、教科書英語の朗読に加えて"Do you understand?"だけ。
■ 教育現場でも大好評
「これなら無理なく英語だけで授業ができるはずです」とは文化省関係者。実際、研究開発校での先駆的実践ではどこもECOによる英語授業が好評だったとのこと。
「教育困難校では生徒が授業中何をやっていても、"Yeah!", "Nah!", "Dunno"のどれかを言っておけば授業中の評価点がもらえるというので生徒は大喜びです。
いわゆる中堅校になりますと、三つの表現だけでは物足りないという声が出ましたので、"Yah", "nope", [SHRUG](何も言わず肩をすくめる)の三つの表現を新たに付け加えましたところ、授業が豊かになったと大好評です。
進学校では、逆に"Yeah!", "Nah!", "Dunno"の三つだけを好むところが多く、生徒はこの三つのどれかを言っていれば授業中はどれだけ内職をやっていてもOKということでECOが急速に普及しています」とは先の文化省関係者。
■ ECOが切り開く日本の未来
文化省では、このECO方針に基づく生徒の発言をECOポイントとして認定。今後の成績評価はECOポイントによってなされる。評価をめぐる英語教育界の問題もこれで一段落するだろうと関係者筋は考えている。
さらに文化省は、このECO方針に合わせて、センター入試も変更してもらうよう大学入試センターに正式要請する予定。それによるとセンター入試は、現行の選択肢4つの形式から、"Yeah!", "Nah!", "Dunno"の3つの形式になるとのこと。
ECOによる生徒にも教師にも優しい英語教育が日本の未来を明るくしそうだ。
ECOによる生徒にも教師にも優しい英語教育が日本の未来を明るくしそうだ。
『英語狂育通信2010年4月1日号』記事より転載
3 件のコメント:
ECOポイント還元で、成績も割引れたりしないですよね?(w
April Foolですねぇ~~(^^)
anfieldroadさん、ポッピーママさん、コメントありがとうございました。
anfieldroadさんのECOポイントネタは早速パクらせていただきました(←ギャグの無法地帯)。
ブログ文化ではそれなりにエイプリルフールが賑わっているみたいですね。10年来やっている私としてはもっともっとやってほしいです。
それではまた来年!(笑)
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