2009年3月24日火曜日

論文を書くということ

学部卒論ゼミ生、あるいは論文を書くことになった現職教員の方に私が最初に読むことを薦めるのは、酒井聡樹 (2007) 『これからレポート・卒論を書く若者のために』 共立出版です。高校生でもわかるように易しく書き起こされ、しかも本質的な議論と適切な例を提示しているので、良書として私は多くの人に買って何度も読み返すことを薦めています(注)。

以下に公開するレポートは私のある学部ゼミ生が上掲書を読んでまとめたものです。短くうまくまとめていますので、皆さんのお役に立つかと思い、ここに掲載します。ご興味があれば、ここをダウンロードしてPDFファイルを入手してください。



(注)ただし一カ所だけ私が同意できないのは、この本が「論文が書けない場合は一気にとにかく書いてしまいなさい」というアドバイスを与えている箇所です。ロジックがストレートに立てられる自然科学の論文でしたらそうでしょうが、概念が複雑で錯綜し一筋縄ではいかない人文系の論考を行う場合は、一気に書き上げてしまうと、わけのわからないものができあがってしまい、結局時間を無駄にしてしまう場合が多々あることを私は直接・間接の経験から学んでいます。

こういった意味で人文系の論文を書く場合は、自然科学系とは少し異なる用意周到さが必要かと思いますが、そういった論文作法を学ぶには戸田山和久(2002)『論文の教室―レポートから卒論まで』 (NHKブックス)が格好の入門書となると私は思っています。









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