2008年9月4日木曜日

小学校英語教育 -なぜ 何を どのように-

私は広島市の構造特区化による英語教育導入に関与していますが、その立場から広島市内の各所でお話ししていることのレジメを公開します。私は理論的な話としてはいつもこの話をしています。

ちなみに私の小学校英語教育についての態度を表明しておきます。
私はかつて「小学校での英語教科化に反対する要望書」(代表:慶応義塾大学 大津由紀雄さん)に署名しました。その背景や理由は http://ha2.seikyou.ne.jp/home/yanase/essay05.html#050728 に詳しく書きました。理由の中心的な部分を引用しますならそれは次のものになります。


教科としての小学校英語教育に関しての明確な理念、それに基づく具体的な教師教育・カリキュラム実施の計画は、現時点では整備されていないように思えます。理念の抽象的記述と計画の具体的記述がはっきりとしていない企てには賛成できません。理念と計画がないと「十分な知識と指導技術をもった教員が絶対的に不足している」問題を解決することができないからです。これが要望書に署名した次第です。

 このように私の反対理由は「十分な知識と指導技術をもった教員が絶対的に不足している」ことに関する限定的ものですから、それを解決するための理念と計画の明確化が本格的に行われ、かつその結果が十分に納得できるものとなれば反対を撤回し、賛成に回るかもしれません。

 あわてて告白しておきますと、現時点での私は、この理念と計画の明確化のための学識も見識も十分には持ち合わせておりません。ですから上に「賛成に回るかもしれません」などという風見鶏的と言われても仕方のないような発言をしている次第です。「英語教育」の専門家であるはずの自分の力量不足を反省します。


そのような考えを持っている時に、広島市が構造特区となり英語教育を本格的に小学校に導入されることになりました。それに伴い、私にもその試みに参与しないかというお誘いを得ました。広島市には私は二十年以上住みました(現在は東広島市在住)。さらにもし誰かがやらなければならないとしたら、小学校英語教育の実施に対して具体的な危機意識を持っている人間がやった方がよいのではないかと考えました。自意識過剰と言われればその通りと肯くしかないのですが、そういう次第で私は広島市の小学校への英語教育への具体的な関与をすることにしました。以来、小中学校の先生方に助けられながら(これは社交辞令ではありません!)何とか仕事を進めています。その中で英語教育に関する理念も考え直したりしたのは、前の記事でもその一部を示したりしている通りです。

前置きが長くなりました。小学校英語教育に関する一つの愚見にご興味がある方は、下の手順で、「080924広島市教育センター講演(小学校英語教育について)」をダウンロードしてください。


(1) http://www.filebank.co.jp/guest/yosukeyanase/dp/public にアクセスしてください。
(2)下の情報を入力してください。
  1.招待されたゲストフォルダ設定場所:ディスクプランフォルダ
  2.招待されたゲストフォルダのID : yosukeyanase
  3.招待されたゲストフォルダのゲストフォルダ名:public
  4.招待されたゲストフォルダのパスワード:public
(3)「ゲスト環境設定」のアイコンをクリックして、「ブラウザーモード」を選択してください。
(4)ダウンロードしたいファイルにチェック印を入れてください(PRファイルは無視してください)。
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