2008年10月13日月曜日

Exploratory Practiceの特質と「理解」概念

先日、恥ずかしながら

柳瀬陽介 (2008)
「Exploratory Practiceの特質と「理解」概念に関する理論的考察--アクション・リサーチを超えて」
『中国地区英語教育学会研究紀要』 No.38 pp. 71-80


という論文を公刊させていただきました。

簡単に内容紹介をしますと

キーワード:Exploratory Practice、実践(者)研究、アクション・リサーチ、ナラティブ(語り)、理解、ハイデガー、『存在と時間』

概要:この論文はExploratory Practice(EP)を、Scientific Research(SR)およびAction Research(AR)と対比しながら、その特徴を明らかにする。教師成長のためには、教師の「理解」の深化を促進するEPの優位性が説かれる。しかしこの場合の「理解」概念には注意が必要で、この論文では、「理解」概念をハイデガーの『存在と時間』の論考を援用することによって、「理解」が私たちの生活、ひいては存在に根ざしたものであることを示す。「何のため、誰のための研究か?」という問いかけはEPの重要性を浮き彫りにするだろう。


となっております。


恥の上塗りでここに公開しますので、ご興味ある方はここをクリックしてダウンロードしてください。


お詫びと訂正 (2009/01/06)

井上英晴先生のご指摘により、この論文の「世界内存在」に関する誤りが判明しました。本日、訂正版(本文修正済み・ファイルの末尾に正誤表を掲載)をアップロードしました。以前にこのファイルをダウンロードした方は、どうぞこの訂正版と差し替えて下さい。私の不明をお詫びし、井上英晴先生のご指摘に心より感謝します。





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