ですが、完了するために数日から数週間、あるいは数ヶ月かかるような「タスク」(あるいは「プロジェクト」)の管理はおろそかになっている場合が多いように思います。
毎日毎日「スケジュール」に追われて、いつの間にか莫大な「タスク」に驚くといった経験はないでしょうか。毎日真面目にやっていれば、タスクもきちんと期日通りに完成するといいのですが、時にタスクを分析して見通しを得ていないと、とんでもないことになることがあります。
私たちがやることは「緊急」と「重要」という二次元で分析するべきかと思います。スケジュールは「緊急」なことですが、それは「重要」なものもあれば「重要でない」ものもあります。一方「タスク」は常に「重要」でありますが、たいていの場合「緊急ではない」ものです。私たちの最悪の仕事のやり方とは、「重要でない」が「緊急」なスケジュールに追われて、「緊急ではない」ものの「重要」なタスクができなくなってしまうということです。
私たちがやらなければならないことを「スケジュール」と「タスク」に分けて、さらにその「タスク」も適当に分割することによるマネジメントは覚えておけば重宝するのではないかと私は実感しています。
ここにエクセル(Excel)を使ったタスク管理(日単位)の例のファイルを公開します。
タスク管理(日単位)のダウンロードはここ (Sheet2で月単位のタスク管理ができるようにしました 2008/10/11)
架空のスケジュールを入れていますので、適宜変更してうまく使いこなしてください。
修論や卒論の提出を半年後に控えた院生・学生さん、あるいは多方面で活躍する院生は、このファイルのような一日ごとの管理が必要になると思います。
修論や卒論の提出あるいは就職試験などを一年後に控えた院生・学生さんは、一週間ごとの管理の方がいいかもしれません(あるいは半年後でも週単位の管理を好む人もいるかもしれません)。
タスク管理(週単位)のダウンロードはここ
あるいは皆さんが、まだ学部一年生か二年生もしくはM1であったとしても、例えばTOEFL受験や留学準備などの大きな目標を持っているなら、月ごとの管理はしておいた方がいいと思います。
タスク管理(月単位)のダウンロードはここ
スケジュールを忘れる人はあまりいません(忘れたら誰かが教えてくれます)。しかしタスクを忘れてしまう人は実に多いことをどうぞご注意下さい(あなたにとって大切なタスクを知っている人はあなたしかいません)。後で「学生時代にもっと勉強しておけばよかった」と思っても後の祭りです。
学力あるいは仕事力の大切な部分は、こういったタスク管理にあるといっても過言ではないと私は思っています。
いずれにせよ、集中する時は集中し、休む時は休んで、貴重な学生生活を充実させてください。
追記(2008/10/11):
私自身は、インターネットさえあればどこでも使えるGoogleのドキュメントのスプレッドシートを使ってタスク管理しています(GoogleスプレッドシートはExcelほど使い勝手はよくありませんが、ネット環境があればどこからでもアクセスできるのは非常に便利です)。
私のブラウザは立ち上げると最も左(すなわちトップ)画面にタスク管理、次にGoogleカレンダー、次にGmail、次に私が管理している掲示板とSNSが現れるようにしています。
毎朝パソコンを立ち上げたら、タスク管理(日単位、月単位)で私の中長期の計画を確認した後、ファイロファックスの手書きの手帳に書かれたスケジュール(これが確定スケジュール)をGoogleカレンダーのスケジュールとチェックします。
わざわざGoogleカレンダーにもスケジュールを書くのは、一日の使い方を可視化し、またその予定が変更になったときも、Googleカレンダーで自由に予定を変更し、予定していた仕事がきちんと終わるように確認できるようにするためです。それからメールや掲示板、SNSの管理をします。最初にメールを見てしまうと、その返事などに追われるうちに次の仕事が入ったりして、その一日の最も効果的な使い方を確認しないままに一日が過ぎてしまうことがあります。タスク管理を毎日、一日の最初に行なうことは重要なことだと私は考えています。
追追記:
やはりGoogleスプレッドシートには機能上の不足を感じるようになりましたので、スケジュール管理はエクセルで行なうようにしました。そのエクセルシートはファイルサーバーにも上げて、どこからでもパスワードで開けるようにしています。
0 件のコメント:
コメントを投稿