2018年7月11日水曜日

7/15(日)の公開研究集会:外国語教師の身体作法(京都外国語大学)は予定通り開催します + 柳瀬の当日発表資料公開


7/6(金)からの大雨で、東広島市も被害を受けましたが、現在(正確には7/9現在)は以下のような状況で、JR山陽本線と高速道路が復旧していないものの、少しずつ生活は平常に戻りつつあります。


広大教英ブログ:広島大学ホームページ
(「平成30年(2018年)7月豪雨災害に対する広島大学の取り組み」)より


ただ、近隣の三原市などは断水が続き食料品も少ないなど、かなり苦しい状況のようです。その他の市町村でも、多くの方々が苦しんでいらっしゃると思います。心からのお見舞いを申し上げます。

こういった状況で私の方にも何本も問い合わせをいただきました。皆様のご厚意に感謝します。

問い合わせの中に、「7/15(日)の公開研究集会の開催は大丈夫ですか?」というものがありましたが、こちらは予定通り開催予定です。(もちろんこれ以降、大災害などがなければの話ですが・・・)


公開研究集会:外国語教師の身体作法
―学習者との身体的同調をうながすための実践的工夫― 
7/15(日)京都外国語大学

ただし7/22(日)の広島大学英語教育学会の開催に関しては今、延期か中止をするかを検討中です。これに関しましては、決定しましたら「広大教英ブログ」(http://hirodaikyoei.blogspot.com/)でお知らせします。


下に開催しましたのは、7/15(日)の公開研究集会:外国語教師の身体作法で柳瀬が発表する際に使う資料です。

大半がこれまでにこのブログで公表していた資料をまとめたものですが、今回はそれをまとめる中で、以下の図などを新たに付け加えました。



身振り (gesture) についてはいろいろな分類図がありますが、当面の間は私はこの上の図を基に考えてゆきたいと思います。ですが、上の図で「仕草」 (manner) と「身体作法」 (kinesics) と仮に命名しておいた概念についてはまったく勉強が足りていませんので、これらについては今後も考えが変わるかもしれません。

以下は、当日の投影資料と印刷配布資料です。投影資料を印刷して配ることはありませんので、もし参加される方でご希望の方はご自分で印刷してもってきてください。


当日投影資料


当日印刷配布資料(A4で裏表1枚)


さきほど打ち合わせのメールで関係者全員で「開催するからには参加者の方々に『来てよかった!』と思われる会にしよう」と思いを再確認したところです。

多くの方々と7/15に京都外国語大学でお会いできることを楽しみにしています。


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公開研究集会
外国語教師の身体作法
―学習者との身体的同調をうながすための実践的工夫―
(http://yanaseyosuke.blogspot.com/2018/06/715.html より再掲)

■ 日程
2018年7月15日(日曜) 13:00-16:00

■ 場所
京都外国語大学4号館452教室 (http://www.kufs.ac.jp/access/index.html)

■ 参加形態
研究者、実践者、学生さんなどどなたでも参加できます。無料です。

■ 趣旨
 外国語学習者は不安を抱きがちで、教師がいくら働きかけても、教師と目線を合わせようとしなかったり感情表現を抑制したりします。教師と学習者がなかなか身体的に同調しません。そんな学習者を前にして、外国語教師は自らの身体の使いこなしにおいて、どんな工夫ができるでしょうか?
 しゃがみこんで学習者と同じ高さの目線になることも一つの工夫かもしれません。わざと教師が複数の人間の役を演じ分けるように発話することも一つの方法かもしれません。教師自身ではなく教師が操る人形とコミュニケーションを取らせることも一つのやり方かもしれません。
 この研究集会では五名の話題提供者からの話を受けての質疑応答と参加者全員による意見交換を通じて、教師が学習者と心を通い合わせる外国語の授業を行うための身体の使い方について理解を深めます。

■ 主催
科研「教員と学習者間の身体的同調を生かした音声指導法の開発」および「教師敎育現場での「対話的身体」の実証、およびその理論化の試み 」

■ 話題提供者(五十音順)
池亀葉子(NPO法人グラスルーツ)、石井達也 (広島大学大学院生)、岩坂泰子(広島大学)、柳瀬陽介(広島大学)、山本玲子(京都外国語大学)

■ 指定討論者(五十音順)
樫葉みつ子(広島大学)、長嶺寿宣(熊本大学)、横田和子(目白大学)

■ スケジュール
13:00-13:20 山本玲子(話題提供20分): 身体的同調について
13:20-13:40 岩坂泰子(話題提供20分):媒介(mediation) の概念から学びを捉える
13:40-13:50 質疑応答(10分)
13:50-14:10 柳瀬陽介(話題提供20分):「身振り」についての理論的整理
14:10-14:30 石井達也(話題提供20分):言語と身体に関する近年の研究動向
14:30-14:40 質疑応答(10分)
14:40-14:50 休憩
14:50-15:10 池亀葉子(話題提供20分):実践者としての私の工夫
15:10-16:00 参加者全員での対話:私の悩み、私の工夫




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