さて、今頃になって気づいたことがあります。それは、PCを使えることの重要性です。私は先ほど申し上げたように進路指導部に所属していますが、学校の仕事で“少なくとも”WordやExcelを使わないことはありません。
私は在学中に『英語教師のためのコンピュータ入門』という講義を受けました。そう、柳瀬先生の講義です。タイピングの方法・習得、Excelの使い方…正直、「こんな事をして本当に役に立つのか?」という気持ちがありました。
しかし、私が進路指導部に入り、一番最初に取り掛かった仕事が進路希望調査の統計資料の作成とそれを3年の学年会議での報告、そして職業安定所への報告でした。もちろん、統計ですから、Excelを使います。私は卒業後にもう1度復習したためと、もともとPCが得意な方だったのが功を奏してなんとか無事終えました。ただ、ちゃんと習得していなかったと…と思います。
みなさんは「先生英語なんかやらんでイイやん。俺は日本で過ごすから、使わんって!」っていう生徒に重要性を説明できますか?
私は様々な後悔と共に [過ちを] 2度と繰り返さない事も大切だと学びました。
もしあなたが「ExcelとかWordとかその時に学んだら大丈夫やろ!」とたかをくくっているなら、絶対に後悔します。もし人生で使わないとしてもです。
その場凌ぎで最後まで逃げようとする人はアホです。
「英語が必要やからするんじゃない。英語が必要になっても大丈夫なようにするんや。それに、英語の勉強ごときに頑張れんやつをどこの企業が取ってくれるんや!」俺はいつもそう言ってます。
ExcelもWordも通過点、卒業も通過点、教員採用試験も通過点です。柳瀬先生は一度僕に人生の目標を聞かれましたが、その時は教員採用試験としか答えられなかった気がします。
でも、そうではありません。もしかしたらゴールはないのかもしれません。人生の途中にゴールを作ったらそれで満足してしまいます。
じゃあ、ゴールを作らなければイイのです。そうすればひたすら走り続けることができる。短期目標はあってもイイけど、長期目標はもっと遠く、人生目標はなくして欲しいと思います。
メールからN君の口調が浮かんできました。「その場凌ぎで最後まで逃げようとする人はアホ」。だからといって短期目標の達成ばかり目指すのも浅慮。「短期目標はあってもイイけど、長期目標はもっと遠く、人生目標はなくして欲しい」 ― いい言葉ですね。パクらせていただきます(笑)
N君頑張ってね。またいつかお会いしましょう。
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【個人的主張】私は便利な次のサービスがもっと普及することを願っています。Questia, OpenOffice.org, Evernote, Chrome, Gmail, DropBox, NoEditor
4 件のコメント:
柳瀬先生 今晩は。
夏休みまであと15授業日ほどしか無くなりました。
実際に学校や教師が行っている教育内容や方法について法令違反の疑いがあれば、保護者でも地域住民でも道教委に通報できて、通報者が匿名でも良いという、ある意味『密告法』みたいなものが通りました。まったく、やってられません。こんなおかしなことがまかり通るのなら、教育にたずさわろうという人はいなくなるでしょうね。
N君からのメッセージを読んでいて、大学の先生って、そんなに時間をおかずに、学生と、あるいは、就職後の学生と、大人の会話ができるんですね。なんだかうらやましい。
小学校で教えていると、一生懸命種はまくけど、どう育って、どんな花や実をつけるのか、見届けられないって感じもします。今教えていることが、果たしていつどんな場面で彼らの役に立つのか、イマイチ実感できないって面がありますから。
かわいいんですけどね。忘れ物が多かった子が、この頃少し気をつけてくれるようになったり、口数の少ない子が少し話してくれるようになったり、わからない時にカッコつけずにわからないって行ってくれるようになったり、そんな小さなことがうれしいんですけどね。
うちの5年生、将来に対してどんな目標を持っているのかな?っていうか、そんなこと考えたことのある子、どれくらいいるのかな?って思いました。
ポッピーママさん、コメントありがとうございます。
それにしても、その『密告法』みたいなものって何ですか?なんか凄いことになっていますね。
もしよかったらその条例(?)に関する信頼できる情報ソースを教えていただけませんか?
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/ksk/jyouhouteikyouseido.htm
一応、法令違反とはうたっていますが、情報提供者の匿名が認められるわけですから、使いようによっては何でもありってことにもなりかねません。
どう思われますか?
ポッピーママさん、情報提供ありがとうございます。
北海道教育委員会による法令等違反行為の例示ですが、「2 教育公務員特例法関係(政治的行為)」に関しては、最近報道されたある議員辞職事件等と絡んだことかとも思われます。このあたり私はよく知りませんし、深入りもしたくありません。
しかし「1 学校教育法施行規則関係(学習指導要領等に基づかない指導)」は扱い方によっては濫用されかねませんね。
また、なぜ北海道教育委員会は「法令等違反行為の例示」の「学習指導要領等に基づかない指導」で、小中学校を挙げながら、高校を含めていないのでしょう。正直わかりません。矛盾ではないのでしょうか。法的公正さに欠くとはいえませんでしょうか。
そもそも学習指導要領の法的性格についてきちんとした理解が必要ですが、私はいまだにきちんとした判例などを知りません。以前も情報提供を募ったのですが、どなたかご存知ありませんか?
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