2008年3月28日金曜日

エディタWZ Editorの導入

私は最近、どうもMicrosoft Wordが嫌いになっていました。Word 2007になってから、「リボン」などの操作性などは良くなったと思うのですが、中途半端に賢い自動機能のおかげで、逆にスタイルが妙に乱れたりして、フラストレーションが高まっておりました。いろいろWordをカスタマイズしたのですが、どうもWordの自動機能に悩まされ続けました。

それでも本日、来月予定している90分の講演をする準備のために、Wordの「アウトライン機能」を使っていました。階層構造を考えながら長い論考を構築する必要があったからです。ですが、やはりここでもWordの小賢しさが私をイライラさせて仕事がはかどりません。

先日購入した「秀丸」は優れたテキスト・エディタなのですが、アウトライン機能は、やや力不足です。

そこでちょこちょこググった結果、WZ Editorを試してみました。

凄い。これはいい。

まずアウトライン機能は、行頭に「.」を入れるだけで、自動作成されるものです。「.」の数を増やせば、それだけで自動的に下の階層ができます。さらにその階層的なアウトライン構造は横に自動表示されますから、テキストを入力しながら、アウトライン構造を常にチェックすることができます。この快適で高度なアウトライン機能は感動的です。

ワープロでなくテキスト・エディタですから、様々なスタイルの異動を意識することなく、テキストだけをサクサク入力できます。それでいてフォントやサイズや画面の設定などもカスタマイズできますから、自分が作業しやすい環境を適切に作り出すことができます。私は画面の背景を灰色にするなどの色設定をして、フォント(MSゴシック/Arialに全角/半角固定)のサイズを20にまで拡大することによって、自分にとってはとても快適な環境ができました。(Wordでは設定したはずの半角フォントがいつの間にか全角フォントに変わったりして、私はとてもイライラします。私が神経質なだけかもしれませんが、明朝体の英文テキストをいつのまにか自分が作成しているのに気づいたりすることは非常にフラストレーションが溜まることです)。正規表現やマクロを覚えたら、さらにさらに使いやすくなるでしょう。

秀丸にあるタブや、文字コードの任意設定などの機能がWZ Editorにはないようですが、まあそのくらいは仕方ないでしょう。

Wordが過剰な機能を持つワープロ・ソフトだとしたら、WZ Editorは必要にして十分な機能だけを持った快適なテキスト・エディタだと言えるでしょう。ダウンロードして機能を確認し、慣れるまでに少し時間はかかりましたが、その金銭・時間の投資は、本日の仕事だけで報われたような気すらします。

「文章をたくさん書くのなら、ワープロでなくテキスト・エディタ!」とは、昔から言い古されてきたアドバイスですが、WZ Editorでその正しさを実感することができました。

http://www.wzsoft.jp/index.html

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