2016年10月13日木曜日

「子どものための文法はどうあるべきか」(11/6(日)第3回こども英語教育研究大会 大阪市立青少年センター)


11月5日(土)と6日(日)に大阪市立青少年センターを会場として開催される「第3回こども英語教育研究大会」の二日目(6日(日))の午後に、講演をする機会をいただきました。


第3回こども英語教育研究大会(申込要領あり)


この研究会には昨年も参加しましたが、民間の児童英語教育実践者や公立小学校で外国語活動(英語)を教える教師有志が、それぞれの実践を披露し、対等な関係で率直に語り合える気持ちのよい会なので、今年も参加させていただくことにしました。私は妙に権威的だったり、タテマエばかりが語られたりする会は嫌いですが、このように現場の苦労を熟知している方々が誠実に語り合う会は大好きなので(というよりとても勉強になるので)できるだけ参加することにしています。

今回は、昨年の発表を踏まえつつも少し説明方法を変えてわかりやすくし、「からだ」の文法、「こころ」の文法、「あたま」の文法という区分を導入して、少しでも言語教育実践への示唆を深めようとしています。(私は『小学校からの英語教育をどうするか』の公刊以来、その本で凝縮的に表現した内容を、どうわかりやすく具体的に語り直せるかをずっと私の課題の一つにしています)。


以下、その講演の際に投映するスライドと、配布するレジメをダウンロードできるようにしています。












参加ご希望の方は、上記の「第3回こども英語教育研究大会」サイトからお申込みの上、ご参加ください。


実践者との対話、実践者間の対話を促進し、対話を少しでも豊かなものにすることが私の願いです。




追記

今年の秋の公開講演は、上記の講演と明海大学応用言語学セミナー(11/26(土)明海大学浦安キャンパス)での講演の二つです。応用言語学セミナーのテーマは「応用言語学を考える」で、私は「言語学という基盤を問い直す応用言語学? --意味概念を身体・複合性・複数性から再検討することを通じて--」という題目で50分間お話させていただきます。

私以外の登壇は、大津由紀雄先生(明海大学)による「なぜ、いま、「応用言語学を考える」のか?」 、安田敏朗先生(一橋大学)による「応用言語学は応用がきくのか――日本の言語政策のあり方から考える」 、瀧田健介先生(明海大学)による「極小主義プログラムと応用言語学」 で、最後には私を含めたこれら四名でパネルディスカッションを行います。

こういった機会に登壇できるのはとても光栄なことですが、私は個人的には『「国語」の近代史』をお書きになった安田俊朗先生とお会いできることをとりわけの楽しみにしております。

この明海大学応用言語学セミナーにご参加希望の方は下記からお申込みください。




明海大学応用言語学セミナー











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