関西英語教育学会2015年度(第20回)研究大会
■ 日時
2015年6月13日(土) 12時10分~17時45分の中の14時40分から16時05分までの85分
(学会は翌日6月14日(日)の10時~16時25分にも開催されます)。
■ 場所
神戸学院大学ポートアイランドキャンパス (神戸市中央区港島1-1-3)
http://www.kobegakuin.ac.jp/access/portisland.html
■ 講演タイトル
小学校からの英語教育をどうするか
―「引用ゲーム」の限界を自覚する―
■ 概要
岩波ブックレット『小学校からの英語教育をどうするか』の主要なメッセージの一つは、小学校にこれまでの中学・高校の英語教育を押し付けるのではなく、小学校の実践からわかり始めたことを活かして中学・高校の英語教育を変えてゆくべきだ、というものです。今回の講演では、これまでの中学・高校の英語教育の大半が「引用ゲーム」に過ぎないという同書の批判的主張を特に取り上げ、「引用ゲーム」とは何かを確認したうえで、なぜそれでは「言語」と「コミュニケーション」が成立しないのかを、それぞれ、ダマシオの身体論とルーマンの自己参照の議論を援用しながら説明します。そうして「引用ゲーム」の限界を自覚した上で、それをどう克服してゆくかについての大まかな道筋を示します。講演だけでも理解できるようにお話するつもりですが、ページ数の都合で同書では展開できなかった議論を導入しますので、可能ならば同書を予めお読みいただければ当日の理解が進むかとも思います。
■ 主催者によるウェブ広報
http://www.keles.jp/news/2015_20program/
0 件のコメント:
コメントを投稿