2007年6月13日水曜日

達者な異言使い


新約聖書「コリント人への手紙I」の第13章は愛について語られた有名な箇所で、よく結婚式でも引用されますが、その第1節は新改訳第3版では「たとい、私が人の異言や、御使いの異言で話しても、愛がないなら、やかましいどらや、うるさいシンバルと同じです」というように訳されています。ですが「異言」という言葉がよくわかりません。私には原典のギリシャ語を読める素養など全くないので、英訳を見てみますと、TEVでは次のようになっています。

I may be able to speak the languages of human beings and even of angels, but if I have no love, my speech is no more than a noisy gong or a clanging bell.

なるほど。これなら私たち言葉を教える者、外国語を使う者、あるいは理屈の小宇宙を作り出す者などへの戒めとも解釈できますね。少なくとも私は心に留めておきたいと思いました。

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